デイサービスセンターで行っているさわやか音楽会で思うこと
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最終更新日:2018/08/19
趣味活動
Facebookにも書いたのですが、先日の中央デイケアサービスセンターでのさわやか音楽会は、スタッフの皆さんのサポートもあり、私にしては珍しくトークも冴えて、大いに盛り上がりました。
「四季の歌」を歌った後に、参加してみえた利用者さんから歌詞に出てきた「ハイネ」という意味を問われ、「外国の詩人の名前ですよ」と答えたら、別の女性の参加者から「ちじん?ですか」と返ってきたので「詩人です。日本でいうと中原中也さんのような」と応答し、そのついでに「谷崎潤一郎の痴人の愛の痴人ではありません」と言ったら、ウケたので、更に、「実は、年を取るにつれてドンドン身長が ちぢん でしまって。昔は180cmくらいあったんですが・・・」と調子に乗ってジョークを飛ばしたら、またまた大うけしました。
デイサービスに来ている高齢者の皆さんとこのような会話で盛り上がったことに少々の驚きとともに、喜びを感じました。改めて、昔、覚えた事柄というのは、年を取っても記憶に残っているんだなあと思った反面、何回お邪魔しても、私の名前を憶えていただけないというギャップに苦笑です。
もう一つ、坂本 九さんの「上を向いて歩こう」を歌う前に、「次の歌は、坂本 はち さんの歌の、上を向いて歩こうです」と紹介すると期待どおり、「八じゃないわ・九だわ」とおばあさんが返してくれました。
そして、「この歌をあちこちで歌うと、昔のことを思い出すんでしょうか、涙をこぼす方がみえます。今日も、ほりいわおが皆さんを泣かせてみせます!」と大見えを切って、この歌を歌いました。たとえ、少人数でも真剣に聞いてくれる聴衆がいるという幸せに、精いっぱい心を込めて歌いました。歌い終わったあと、涙を拭う方が数人おみえになりました。歌い手冥利につきるときです。
アンコールをいただき、約1時間という短い時間の共有も終わり、「また来てね」という暖かい言葉が、私にとって、最高のギャラ(報酬)です。
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